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「お!A、おはよ〜!!」
「おはよ、大介くん」
俺は佐久間大介。現在大学生。
そして目の前にいる可愛いこの子は、俺の友達の鈴木A。
Aとはこの大学で出会った。
学内で1人ポツンと寂しそうにしていたAに俺から声をかけたことがきっかけ。
そこから仲良くなり、今ではよく2人で過ごしている。
いわゆるニコイチだ。
佐久間「今日いつもと髪の毛違う?ひゃは、かわいーじゃん」
「ありがとうっ、大介くん」
最初、話すようになった頃、Aからはどこか一枚壁があるような、そんな距離を感じていた。
けれど、そんなの取っ払ってもっと仲良くしたい!と押しに押しまくった結果、今では大介くん、と呼んでくれるまでになった。
『あ……みて、鈴木さん』
『わっ、まじだ。かっわいーーー』
『まじ高嶺の花だよなぁ〜』
『そうそう、高嶺すぎて俺らなんか話しかけれねーよな』
そう。Aはこれまでどうやら周りから高嶺の花、と言われ、腫れ物扱いされてきたらしい。
確かに可愛くて綺麗だけど、何が高嶺だ。
実際のAはこんなに話しやすいのに。
高校の時から続いているらしく、友達もできなかったようで、どうやら今も俺しか仲良いやつはいないらしい。
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作者名:ねこ | 作成日時:2024年3月28日 14時