おまけ:舘様のお悩み ページ23
.❤️side
宮舘「…はぁ」
ため息はあまりつかないタイプなんだけど、こればっかりはつかせて欲しい。
渡辺「涼太？」
宮舘「…翔太」
渡辺「どうしたわけ？」
俺の幼馴染は、やっぱりなんでも分かるようだ。
宮舘「実は…」
我らがキューティガイ。
頭が良くて運動もできる。
ダンスもアクロも綺麗で性格も良くて愛される可愛らしいメンバー。
その子は、料理が全くもって出来ない。
だから、あの子の為に俺の家に度々来ては料理を食べさせていた。
だけどここ最近、2週間ぐらい？
俺の家に全く来なくなってしまった。
他のメンバー、特に照やふっか、佐久間、目黒、ラウに那津が取られてしまいがちなので俺と那津が関われるのそれくらい。
だから、わりと、いや結構寂しい。
渡辺「なるほどね。確かに最近よく康二といるよな」
宮舘「出かけることが多かったのに最近家に行くことが多くなってて、康二に俺の立場取られたんじゃないかと」
そう。
康二と遊んだり、家の出入りが多くなっている。明らかに。
同い年は共感出来るところも多いし、話しやすいだろうけど…
渡辺「…本人に聞いてみれば？うじうじしてたってあれだし。那津ならしっかり答えてくれるだろ」
宮舘「そうだね。ありがとう。聞いてくれて」
渡辺「別に」
俺の幼馴染は、ツンデレだね。
〜
それから何日か経って、久しぶりの全員集合。
宮舘「あ、那津」
榎木「あ、りょた！」
別に避けてたり、嫌われてたりとかじゃない？
あ、でも那津演技上手だから、周りの目とか。
そんなわけないな。目が澄んでる。
宮舘「最近俺の家に来てくれないけど、どうしたの？」
榎木「あー、最近はちょっと外食とか多くてさ！…また行く！連絡する！」
宮舘「そっか」
そう言いつつ、康二の方に目線向けた気がするのは知らないフリしておこう。
〜
榎木「りょたー！」
宮舘「那津？どうしたの？」
榎木「今度、えと25日。家行っていい？」
宮舘「もちろん」
その日は、俺は1日仕事。
帰りはちょっと遅いから、待たせるな...
榎木「あの、その日僕仕事終わるの早いんだけど、」
宮舘「入っとく？明日合鍵渡すよ」
榎木「！ありがとう！」
宮舘「どういたしまして」
ニッコリ笑顔でお礼言う那津は、やっぱり愛されるのも納得な可愛らしさだ。
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