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.❤️side
仕事終わり。
那津に"家帰ってきたら、連絡入れてね！"
と言われたので連絡をする。
…あ、既読ついた。
榎木「おかえり！お邪魔してます」
宮舘「ただいま。大丈夫だよ」
榎木「あ！STOP！」
家に入ろうとしたら急に止められる
宮舘「え？うん」
榎木「目、閉じて？」
宮舘「歌？」
今の完全に"僕に大切にされてね"の俺のパートだよね？
榎木「早く目とじまーす」
思えばなんかいい匂いするな
手に感触、握られてる…？
後ろ向きで俺を引っ張ってるということか。
見えないけど可愛らしいなぁ
榎木「…はい！目開けていよ！」
宮舘「…！」
目を開けてみれば、机の上にはいくつかのご飯。ワイン。
派手すぎないように軽い飾りが部屋に飾られていて、赤基調だ。
榎木「Happy birthday!!Ryota!!Thirtyone old!!Congratulations!!」
宮舘「…ありがとう」
そう言って渡してくれるのは、八本の薔薇の花束。赤よりは少し暗めの色だ。
あまり何言ってるか分からないけど、祝ってくれてるのは分かる。
榎木「その花束がなんの意味か分かる？」
にししって感じのいたずらっ子な笑いも全部可愛い
宮舘「"あなたの思いやりに感謝します"」
榎木「えぇ…」
知ってるんだぁみたいな顔。
すぐ拗ねたような顔するから見てて楽しいんだ。
宮舘「これ色暗いよね」
榎木「それは、ダークレッド。意味は"円熟した優雅さ。"円熟"は、人格や技術とかが十分発達して豊かな知識を持つこと。優雅って言葉りょたにぴったりだし」
俺の事しっかり考えて、選んでくれたことがとても嬉しくて。
大切に飾らせて頂こう
榎木「あ、料理冷めちゃう！ほら座って！食べよ」
宮舘「あ、そういえばこれ」
榎木「作った…」
気になってた机上の豪華な食事。
料理が出来ない那津と料理ができる康二。
十中八九教えて貰ってたんだろう
宮舘「康二と」
榎木「そう。こじに教えて貰って、作りたいもの作った。…でも、料理はもうこれっきりだと思われるんでこれからも作ってください」
宮舘「もちろん。食事、有難く頂くよ」
榎木「食べてみて！」
早く感想聞きたくてうずうずしてるw
宮舘「その前に手洗わせて？」
榎木「あ！そうだね！衛生管理！ついでに僕も洗っちゃお」
〜
宮舘「いただきます」
榎木「いただきます…」
顔が緊張モードになってる那津
お手並み拝見だね。
ゆっくりと口に運んでみる。
宮舘「…うん。美味しい」
.
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