ゆっくりと3 fk×mm

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『あ…えっと…あの…』




明らかに動揺してる蓮
まずい、このままだとパニック起こしちゃう




どう切り抜けていいのかわからないとき、康二が声を上げた




kj『先生！俺そこ自信あるから答えたいです！そこしか自信ないから！』




明るくそう言ってくれた康二のおかげでクラスの皆も笑ってくれたんだけど




先「今俺は深澤当ててるからな、阿部は後で当ててやるから笑」



先生も笑ってはいるけど蓮のことを狙って離さない


わざとじゃないにしても酷すぎるよ





先「ほら、答えて。1問目だぞ？これわかんなかったら結構やばいけど、話聞いてなかったの？」




たしかにこの問題は基礎の基礎
俺でも解けちゃうような簡単な問題




きっと解けてないわけじゃなくて、準備が足りなかっただけなんだけどな




『えっと、ん…その…あの…はっ…』




パニックになってきたのかちょっとずつ息が上がってきちゃって、隣の席の子も大丈夫だよと落ち着かせてるみたい




先「何？聞こえないんだけど…ちゃんと話せって…」



とうとう先生が蓮の近くに行って耳を寄せた




先「ほら、ちゃんと話して？なに？」




『ひゅっ…え、あ…』




先「そんな赤ちゃんみたいにおどおどしなくても笑」





その光景に皆が息を飲むのがわかった
でも誰も止めようとはしなくて、俺が行かなきゃって





wt『あの、そいつパニックになってるんで。ちょっと待ってやってください。』




少しだけ距離のある席だけど蓮の隣に行って背中をさする



wt『蓮、ゆっくり息吸って、吐いて、大丈夫だから、落ち着いて』




俺が落ち着かせてる間も先生は訳が分からないというようにまくし立ててきて





先「よくそんなんで普通科入ったな笑 てか面接とかあったっしょ、数学の問題1個答えるのも無理なのによく入れたね高校。」




その声は全部蓮の耳に届いてて、どんどん過呼吸になってしまった




wt『蓮！聞くな！手握って、俺の目見て、ちょ、蓮！…康二、保健室の先生呼んで！』



kj『ん、わかった！』



蓮がパニックになって意識が朦朧としてきたのがわかる
康二までパニックにさせられないから保健室の先生を呼びに行かせた



その間に学級委員が職員室にも話に行ってくれて、授業はちゅうだんすることになった






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