ゆっくりと3 fk×mm

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最近、康二くんは毎日掃除を手伝ってるらしくて、そんな康二くん置いて帰るなんて悲しいことしたくないから、今日も翔太くんと教室で待ってた




wt『今日遅くね？どんだけ汚してんのよ笑』


『ふふ、康二くんのことだから、張り切って雑巾がけとかしてるかもね』



なんて笑って話してた時



"深澤くん！佐久間くん！"



康二くんのクラスの山田さんが走ってきた



wt『ん？山田さんだっけ。どした？』



"今、私のせいで阿部くんが…"



そこまで聞いて、なんとなく察することができた


康二くんが危ない



そう思ったら思わず部屋を飛び出していて



康二くんの教室まで、翔太くんと2人で全力で走る



『康二くん！』


wt『康二！』




教室に入ると、怖そうな人達が、しゃがんだ康二くんを囲うように座って、康二くんの頭や顔を触って笑ってる



俯いていてわからないけど、康二くん泣いてる…？



wt『おい、お前ら康二に何したんだよ』



"ほんとのこと言っただけだよ、な？"


"おう、教えてやっただけだから"



kj『んん〜泣 やだっ、やだぁ泣』



子供のように、やめて触らないでと泣く康二くんが、なんだか自分と重なって



『康二くんから離れて、触らないで』



"は？"



wt『聞こえねぇの？触るなって言ってんの』



翔太くんは喧嘩が強いから


一軍の中でも、ボスみたいな人の首根っこを掴んで康二くんから引き剥がした


wt『顔と腹、どっちがいい？あ？急所狙ってやってもいいよ？』


翔太くんが馬乗りになってボスに問いかけると、他の人たちもびびったのか康二くんから離れた




『康二くんっ…泣かないで、大丈夫だから、康二くん…』



ぎゅっと抱きしめると、赤ちゃんみたいにひくひく泣いて、甘えてくる康二くん



気がついたら怖い人たちはいなくなってて、翔太くんが康二くんの頭を撫でた



wt『怖かったな。蓮ちょっと康二のこと頼むわ。先生に行ってくる』




そう言って翔太くんが先生に伝えに行き、親を呼んでくれることになった




職員室で康二くんパパを待ってる間も康二くんの涙は止まらなくて


体はぶるぶる震えてるし、声をかけることもできないから


翔太くんと2人で、大丈夫大丈夫って背中を撫でることしかできなかった




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