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「康二くん、ちょっと休憩しよっか…?」
カメラマンから声がかかる。
「うっ……くっ…グズっ…」
今日の康二は、泣いてばかりで撮影にならない。
テーマが『デート』なだけに、これではダメすぎ…
ーーーーー
「なんやねんお前、ちゃんと仕事せんかい」
TETSUYAがカツを入れるが、
「…Aに酷い事っ…傷つけてしまった…俺のためにコーデしてくれたのにさっ…うぅっ…しょうもない事とか言うて…悲しい顔させてしもた…あぁ…っうぐッ…おぇェ……」
「「「…………。」」」
えずくほど泣いてる男に誰もが引きまくってる。
「俺の専属スタイリストなるんが夢ってのを俺が全力否定してもたから、辞めたんか…Aどこ行ったんやぁ…!…グズっぅ……」
ぐずぐずしまくってる康二。
そこへあの人が…
「おいー向井ー!調子乗ってんじゃねーよ!!」
まさかの阿部ちゃん?!
「あ、阿部ちゃん…?(こわっ…!!!)」
康二がビビってると、
「「リアコなめんじゃねーぞ!」」
佐久間とTETSUYAが同時に。
「康二くん、全然わかってないよね〜」
ラウールが。
「俺さぁ、Aちゃん口説こうと思ったんだけど」
目黒くんが爆弾?発言。
「Aちゃん、康二の事しか見えてないんだよ。本当にさ、呆れるくらい康二の事が好きで好きで…」
Aとオタク仲間である佐久間は力説してる。
「さっきから、なんなん…?」
康二は、訳がわからない様子。
「康二くんってバカなの?あ、関西ふうに言うならアホちゃうん?」
「つまり…康二はAちゃんにめっちゃ愛されてるって話…、なんだよねぇ」by阿部ちゃん♪
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作者名:ミズ | 作成日時:2024年3月24日 19時