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夏の暑さも過ぎていって
葉っぱが色づき始めてきた。
菜「A、この前うちらダンス大会で優勝したんだけどさ、その景品が…」
「ねえまって優勝したの!?」
菜「そう、次全国大会行けるんだけど、
そのときの景品でさー」
「まって全国大会!?すごいね!?
なんでそれをサラっと言うの!?笑」
ラ「菜月にとっては景品の方が大事なんだよね笑」
その大会の優勝商品が結構毎回豪華らしくて、
そのサークルへの賞金10万円と、ディナークルーズへの招待券らしい。
サークル内で行かない人がいるから私の分も貰ってきてくれたみたいで。
「え、本当に私もいいの?」
菜「もちろんだよー!
康二先輩も行くって言ってるし、彼氏も文句言わないっしょ」
「それは何ともないと思うけど…私何も頑張ってないのに笑」
目「俺も行くから、一緒に行こうよ」
菜「よしっ!じゃあ明日ね!
この港まで17時、現地集合でよろしくっ!」
明日は土曜日。
まあ康二くんがいるなら…翔太もOKしてくれるか。
渡「で、みんなで行くってこと?」
向「おん。俺もいるし、みんなでご飯行くくらいいいやろ。」
渡「ん、まあ行ってくれば?友達とそういうの楽しいだろうし、俺も明日ちょっと用事あんだわ」
「じゃあ明日の夜は舘さんひとりになっちゃうね」
宮「心配してくれんの?笑
俺も明日は仕事終わりそのままバーで久々に飲もうかな笑」
向「俺も今度バー行きたい!」
翔太の用事、ってなんだろ…
最近忙しそうだしあんまり詮索されるの好きじゃないし聞かないけど、気になるな…。
なんとなく寝付けなくて、ずっとベッドでゴロゴロ。
時間を見ようとスマホつけたらそのタイミングで通知がきた。
もう深夜の2時。
ダメだ、目が冴えてしまった。
翔太起きてる?
メッセージを見ると、翔太から。
A起きてる
珍しいね翔太も起きてるの
翔太なんか寝れなくてさ
そっち行っていい?
Aうん、来て
ガチャ、とドアが開いて翔太が入ってくるような、影。
ベッド脇にあるテーブルランプをつけた。
渡「うわっ、まぶし」
「うるさ」
渡「お前が急にランプつけるから」
「つけてあげたの」
渡「Aも寝れないの?」
そう言いながら、私のベッドに入り込む。
「寝ようとしてるよね?」
渡「ここだったら寝れる気がしたから」
「どういうこと笑」
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のりぞー(プロフ) - えええーーーー!!Σ(Д゚;/)/なんだか、悲しい…すごく続きが気になりますが、すでに泣きそうで…(>_<)更新、楽しみにしています。 (3月26日 20時) (レス) @page50 id: d71bdacb2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2024年2月12日 22時