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途中経過の視察としてきてた怜美さんと花音ちゃん、あと何人か会社の人たちもいたけど、

1時間くらいで終わってて、あとは自分たちの時間。



少しテラスで3人で休憩してると、
私のスマホから着信音。表示名は、翔太。




「もしもし、翔太?珍しいじゃん」


渡『いや、最近声聞いてねぇな、って…悪いか』


「誰も悪いなんて言ってないでしょっ」




久しぶりに会話した気がする。

声聞くと、会いたくなるな。




渡「今実習なんだって?舘から聞いた。何で俺にも言わねぇんだよ夜遅くだと帰るのも危ないだろ」


「…翔太もどうせ帰ってこないし、LINEも既読無視するし
仕事、忙しいのかなって思って遠慮したの」



ちょっと嫌味をこめちゃった。




渡『それはごめん…。もう少ししたら落ち着くかもだからさ。…目黒と2人きりになんてなんなよ?』


「それは、約束できない」


渡『は?お前のこと好きって言ってたやつだぞ?
ちょっとは危機感持てよ』


「実習、同じ班だから。ごめん締め切りに間に合わせないとだから、もう切るね。仕事頑張って」


渡『おい、まだ話終わって…』





電話、嬉しかったのに、言い合いになっちゃった。

ケンカになりそうで、話の途中で切った。
あ、また電話かかってきた。

無視。




菜「…なんかあったの?大丈夫?」


「うん、大丈夫、全然。さ、戻って続きやろ?」


目「電話、鳴ってるよ?」


「いいの、どうせ今日も帰ってこないし」


目「今日も、って」


菜「最近元気ないのはそのせいか」


「…私元気ない?ごめん、もう大丈夫だから」





不思議な顔をしてる2人をなだめて教室に戻った。



何もかも、うまくいかない。

このプレゼンの内容だって、ほとんど2人が考えてくれたもの。



集中しないと…。



この日から残りの3週間、私はほとんど家に帰らず
菜月の家に行ったり学校にギリギリの時間までいてネットカフェに行ったりして学業優先の生活をした。


心配されないように、舘さんと康二くんにはマメに連絡もした。


なのに、心配して欲しい人からは何も音沙汰なし。
こっちからはメッセージは送ってはいるんだけどな。

あの電話以来、ちょっと気まずくて。

勇気を出して電話かけてみても、繋がらない。

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のりぞー(プロフ) - えええーーーー!!Σ(Д゚;/)/なんだか、悲しい…すごく続きが気になりますが、すでに泣きそうで…(>_<)更新、楽しみにしています。 (3月26日 20時) (レス) @page50 id: d71bdacb2a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2024年2月12日 22時

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