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94. ページ45

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渡辺side




…いつから?

いつから、そう思わせてたんだろう。俺は。



宮「翔太…、連絡してなかったの?」


渡「…まぁ、マジで忙しかったし、あの怜美って人がしつこくて」


宮「まさか、マジで縁談だったりしないよな?」


渡「そんな話はしてないけど、向こうは…俺に気があるっぽい。」


宮「Aちゃんも、経営者が分かんないように
俺らもAちゃんの今の実習がどれだけ大変か分かんないよ。目黒だけを気にするんじゃなくてまずAちゃんのこと見てやれよ」


渡「そうだよな、」


宮「しっかし、今は実習を優先させたい…
翔太も店オープンするまでは落ち着かないだろうしな…」


渡「どうする、俺…」


宮「例の話は?」


渡「…どうせ断るし言わなくていい」


宮「そう…翔太が決めたなら何も言わないけど
Aちゃんのことも気にかけてよ、ちゃんと」


渡「分かってるよ」




この期間に目黒といい感じになっちゃったら?

2人きりにならないって約束はできないとか言ってたし?



しかもあそこの会社が大学とタイアップ?

何のために…そんな大学と?

あんな大手の会社、新商品となれば宣伝はプロに頼めばいくらでもテレビでCMとか流せるだろうしネットなんかも強いはず。



とにかく明日はAが優先だ。

大学は休み。朝イチで引き止めないとな。






で、朝起きたらもうアイツはいなくて。



「遅かったか…。」


向「あれ?しょっぴー、なんか久々やんなー
今日休みなんやっけ?」


「あー、康二。休みじゃないけど、ゆっくりでいいかなって」


向「Aちゃん、俺起きたらもういなくなってたで?
よっぽど実習の内容やばいんやろな、あれはストレス溜まりそうやわ」


「そんなに?」


向「うん、俺も2年のときタイアップ企画やったけど
結構精神削られるで?まぁ、今まで一緒にやってきた人たちと競い合うわけやし、結局勝ち負けやから負けたら終わりだしなんなら酷評。勝っても次があるプレッシャーやで、Aちゃん痩せたんもこのせいやな〜」



「Aが?」




食べるの大好きなアイツが?

昨日は全然そんなこと見てなくて、気付かなかった。



舘や康二のほうがちゃんと見てる。アイツのこと。

何やってんだろうな、俺…。ちゃんと話さないと。

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のりぞー(プロフ) - えええーーーー!!Σ(Д゚;/)/なんだか、悲しい…すごく続きが気になりますが、すでに泣きそうで…(>_<)更新、楽しみにしています。 (3月26日 20時) (レス) @page50 id: d71bdacb2a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2024年2月12日 22時

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