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*だてなぎ ページ29

宮舘「A。」



同期である涼太は割と周りを見てたりする。



宮舘「体調悪いでしょ。」

『あー、少しね。』



私の体調不良にかなりの頻度で気づく。



宮舘「もう、Aはすぐ無理しようとするんだから…」

『あれからしてない!』

宮舘「どうだか笑」



私は今と比べ、昔はよく無理する方だった。

熱があろうとレッスンに来たり、怠くても仕事を続行したりしていた。

遅れたくない、迷惑かけたくない、ナメられたくないって思っていたから無茶をした。

だが、ある日無理しすぎて倒れた時があった。

熱があったのに来て、頭も痛くなって、気づいたら体に力が入らなくなった。



宮舘「A!?」

岩本「え?A?」

佐久間「大丈夫!?」

『……ごめ、ん…ダメ、そう…』

宮舘「すごい熱…!朝熱測った!?」

『…37度、6…』

渡辺「バカなの?ねえバカなの?」

阿部「とりあえず運ぼう。」

深澤「俺報告してくんね。」



倒れてしまったらなかなか起き上がれず、心配そうな顔してる涼太に運んでもらったのを覚えている。



阿部「熱測れる?」

『ん…』

佐久間「俺近くのコンビニで色々買ってくる!」

渡辺「俺も行くわ。」

『…ごめ、大丈夫、だから…』

宮舘「A怒るよ。」



そう言った涼太は私の中ではかなりの恐怖で、もう二度と無理しないように心の中で誓った。

それからというもの、涼太はしっかり私のことを見るようになり、私が無理しようとするならば無言で圧をかけてくる。

私は逆らえないのですぐに折れる。



『…マジで無茶しないから、もう。』

宮舘「そうして。」

『本当に心配性だな…』

宮舘「Aがそうさせたんだけど?」



涼太に頬を片手で少し痛いくらいに掴まれ、全力で謝罪する。



宮舘「てかメンバーなんだから心配するの普通でしょ。」

『…そっか。』

宮舘「ホンット、Aは自分のことに無頓着だからな…」

『んー、涼太が気づいてくれるから大丈夫かなって思ってるだけ。』

宮舘「自分で気づきなさいよ。」

『なんだかんだ嬉しいの知ってるからな。』

宮舘「…まあね。」



私は基本甘えないし、しっかりしてる方だと思う。

でも、同期の涼太の前だけは少しだけ甘えてしまう。

てか…



宮舘「Aのことは俺が見てるから、Aは皆を見てて。」



あんなこと言われて甘えない奴がいるかって話。

*いわなぎ→←*なぎなべ



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愛結(プロフ) - 私は凪ちゃんのスカート姿見たいよ!見たいよおお!! (4月3日 14時) (レス) @page47 id: 6e8b454d13 (このIDを非表示/違反報告)
愛結(プロフ) - もう尊い。その言葉に尽きる。いつも楽しみにしています!更新ありがとうございます! (4月3日 14時) (レス) @page46 id: 6e8b454d13 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ(プロフ) - 読み始めたばかりですが、とても読みやすいし面白かったです!作者様のペースで更新してくれたら、とても嬉しいです!更新待ってます! (3月20日 2時) (レス) id: 0f350c242c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なーー | 作成日時:2024年3月14日 11時

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