Prologue_vol.1 ページ1
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岩本照、21歳。
黄「え?俺の右足は?」
高校を卒業してから工事現場で働いていた俺。
ある日いつもの様に働いていたら、
突風が吹いたタイミングで足場が崩れ、足が下敷きになったところまでは覚えている。
今目を覚ましたんだけど、自分の体の異変にはすぐに気がついた。
だって、布団の膨らみ方が右側と左側で違うんだもん。
とりあえずベッドの横にあったボタンを押した。
すぐに医者が来てくれて説明を受けた。
簡単に言うと、右足を切らないと命が持たなかったって。
仕事はどーすんだよ…
しかも傷口塞がってないから1週間動けないとか俺には無理だ…
無理やり身体を動かそうとしたら電流が走るように痛みが身体を駆け巡った。
黄「くっそ、、」
するといきなり仕切りのカーテンが開いた。
?「動かねぇ方がいいぞ」
黄「は?お前誰」
紫「俺?深澤辰哉。」
なーんかチャラそうなやつが出てきた。
自分のベッドの淵に座ってる。
身体が動かせなくて深澤ってやつの上半身しか見えないから、そいつがどういう理由で入院してんのかはわかんなかった。
紫「お前、今俺が入院してる理由わかんねぇなとか思ったっしょ?」
黄「なんでっ」
紫「そーゆー顔してた」
すると深澤は俺のベッドの柵に手をかけて立ち上がり、俺が深澤の全身が見えるところで
そいつはズボンの裾を捲った。
黄「、、足ない…?」
紫「そ。お前と一緒。」
黄「深澤はなんで、それに?」
紫「ふっかでいいよ。俺のあだ名。」
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塩麹 - 面白かったです。話の続きが読みたいです。頑張ってください。 (2021年7月10日 21時) (レス) id: db16e507d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆぴ | 作者ホームページ:http://yupinoohanashi
作成日時:2021年6月23日 23時