Prologue_vol.2 ページ2
・
深澤辰哉、22歳。
小学生のころ、骨肉腫が見つかって、1年以上の入院をした。
抗がん剤治療ってやつで腫瘍を小さくして、
その後手術で左足には人工関節を入れた。
障害者手帳を交付される身体障害者だ。
丁度1ヶ月前。
バイト終わりの夜道、
街灯の電気が少ない道だったから目の前に落ちてるゴミに気づかなくてそれに躓いた。
紫「いってぇ、、」
やばいと思った。
人工関節を入れた左足に激痛が走ったから。
家まであと少しのところだった俺は
痛む足を引きずってやっとの思いで玄関にたどり着いた。
出血部分を消毒して、大きめの絆創膏を貼った。
転んで1週間。
また変な痛みが出てきた。
なんとなくやばそうって思って、いつもの大学病院を尋ねた。
すると感染症にかかってるって言われたんだ。
それも今に始まったことじゃないらしい。
じわじわと進行していた感染症にプラスしてこの前転んだ傷口からも菌が入り込んだって。
その感染症のせいで骨ももろくなっていた。
そこで医者から提案されたのが膝から下を切断することだったんだ。
Prologue_vol.3→←Prologue_vol.1
1948人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
塩麹 - 面白かったです。話の続きが読みたいです。頑張ってください。 (2021年7月10日 21時) (レス) id: db16e507d4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆぴ | 作者ホームページ:http://yupinoohanashi
作成日時:2021年6月23日 23時