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ふっかが眠れない理由。3 ページ34



黒side


朝起きて自分の部屋を出たらいつものようにふっかさんが起きてた。

でもいつもと違うのは朝ご飯の用意をしていないということ。

ソファでボーっと朝のワイドショーを観てるふっかさん。

岩本くんが寝不足だって聞いたって。

また寝れなかったのかな?

黒「ふっかさん、おはよぉ」

紫「…」

黒「ふっかさん?」

紫「ん?あ、めめおはよ、…ご飯作らなきゃ」

黒「いいよ、ふっかさん。休んでて。」

紫「だぁいじょーぶ。いつものコーヒー飲む?」

心配だった。

いつも以上に疲れた顔をしてたから。

コーヒーくらいなら俺でも出来る。

だから休んでて欲しかった。

ふっかさん、、優しすぎて、

自分のことは二の次。



あのとき無理にでも止めて休ませればよかった。

ふっかさんがキッチンでいつものようにコーヒーを淹れてくれていたとき、

いつもじゃないことが起きたんだ。

カチャンとカップを置いたあと、

ふっかさんの身体が揺れた。

そしてそのまま俺の視界から消えたんだ。


黒「ふっかさん…!!」


コンロの下辺りで寄りかかって座り込むふっかさん。

気絶してるかも、、

倒れることに慣れている俺だけど

倒れている人をどうしていいかはわからない。

自分がどう対処してもらっているのか、、


すぐにスマホを取り出して、岩本くんに電話をした。


眠そうな声で「ん?めぐろ?」と聞こえてすぐに

「ふっかさんがたおれた」

ただそれだけを伝えた。

「は?すぐ行く。」

電話越しにガタガタと用意をしている音が聞こえてくる。



岩本くんはあの後すぐに来てくれて、
ふっかさんを部屋に運んでくれた。


岩本くんが来てくれた安心感で、

俺は脱力発作が起こってしまった。

岩本くんが咄嗟に支えてくれて

転ばないで済んだ。

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塩麹 - 面白かったです。話の続きが読みたいです。頑張ってください。 (2021年7月10日 21時) (レス) id: db16e507d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆぴ | 作者ホームページ:http://yupinoohanashi  
作成日時:2021年6月23日 23時

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