こんな俺らでも。 (ページ38)

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おしごと。2 ページ38

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青side

準備万端。

撮影日。

目黒も俺も緊張してて、
メンバーには部屋に居ないでくれってお願いした。

目黒とふたりで選んだ曲は目黒の十八番、
「I Love You」

黒「しょぴ、きんちょうしてきた、、」

青「だいじょーぶだって。目黒歌上手いんだから。」

黒「ん、」

青「しかも生放送とかじゃないんだし…」

ふと目黒の姿を見るとボーッと遠くを見つめていた。

黒「目黒？」

すると口がパクパクしてきた。

なんだっけ、これ。

あ、複雑部分発作とかってやつだ。

手がモゾモゾと動き出したり、

目がパチって動いたり。

それが2、3分経ってようやく治まった。

青「目黒、大丈夫か？」

黒「ん、ごめん、発作起きた？」

青「うん、たぶん複雑部分発作ってやつ。」

黒「ごめん」

青「謝ることじゃないって。

仕方ないんだから。」

黒「うん、、」

ｽﾀｯﾌ「目黒さん渡辺さんお願いしまーす」

タイミング良くスタッフに呼ばれてレコーディングスペースへと足を進めた。

目黒も俺も緊張してたけど、なんとか1テイクで成功。

「お疲れ様でしたー！！」

元気よくレコーディングスペースを出た。

楽屋に戻って今日はもうあがり。

青「よし、帰ろっか。

涼太がご飯作って待ってるって！」

黒「うん」

席を立ち上がり、あとは荷物を持って帰るだけ。

しかし…

楽屋から出ようとしたら俺の後ろからバサッと何かが落ちる音がした。

青「…？」

後ろを振り返ると目黒が倒れていた。

青「目黒！」

体が痙攣してる…

こういうときどうするんだっけ…

とりあえず誰かに電話…

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…

？「もしもし？どうした？」

青「ひかる、、目黒が痙攣してて、倒れちゃって、、」

黄「まじか、今どんな感じ？」

青「身体がピーンって、で、震えてる感じ」

黄「強直間代発作かも。

5分経っても収まらなそうだったら救急車呼んで。

あと吐いちゃうかもしれないから体を横向きに。」

青「わかった」

？「何か口に咥えちゃうと窒息しちゃうかもだから気をつけてって書いてあるよ！」

黄「だって！」

青「阿部もありがと！」