こんな俺らでも。 (ページ40)

今日:86 hit、昨日:72 hit、合計:644,304 hit

おしごと。4 ページ40

・

黒side

撮影日、緊張してたからなのかわからないけど

今までにないくらい発作が起きて

自分でも怖かった。

しょっぴーが対処してくれたおかげで

何ともなかったけど。

俺、、大丈夫だよね？

たまにだけど、すっげぇ不安になんの。

でもそーゆー時はだいたい、ふっかさんが声をかけてくれる。

黒「ただいま」

玄関のドアを開けてそう言う。

するとリビングからケンケンで俺に近づいてくる。

紫「おかえり！体調は？大丈夫？」

黒「うん、おかげさまで。

毎回来なくても大丈夫だよ？

ふっかさん大変でしょ？」

紫「こんなん慣れっこだからいーの。

俺がしたくてお出迎えしてんだもん。

しかも目黒だってしてくれんじゃん！」

黒「うん、まぁ、、」

確かに俺もしてる…わ。笑

でもそれは義足大変かなとか…

心配で…

紫「俺も目黒のこと心配なの。」

黒「え？」

紫「声出てる。わら」

心の声が漏れてたみたい。

紫「まぁ、お互い様ってことよ。」

黒「ありがと、ふっかさん。」

部屋に荷物を置いて、リビングに戻ると

ソファに座って大爆笑しながらテレビ観てるふっかさん。

いつもなら俺はオットマンに座るけど

なんか不安がぬぐえなくて、ふっかさんの隣に座ってみた。

紫「おっ、珍しいじゃん。どうしたの？」

黒「…ん、なんか、不安になっちゃって。

俺、ちゃんとお仕事出来てるかな。

今日もしょっぴーとかスタッフさんとかに迷惑かけちゃったし、、」

紫「目黒はちゃーんと出来てるよ、大丈夫。

誰も目黒のこと、迷惑だなんて思ってないよ。」

黒「ほんと？」

紫「うん、ほんと。

ほーら、ふっかさんがギューってしてあげるから。

おいで？」

黒「(ｺｸｯ)」

ふっかさんの温もりを感じて

今までにないくらいの安心感を覚えた。