検索窓
今日:23 hit、昨日:72 hit、合計:644,241 hit

Prologue_vol.6 ページ6




退院して半年。

義足にも慣れた。


ふっかから連絡があって、今日事務所に呼ばれたから行くことになった。

俺が住んでるところから少し遠くて

電車で向かうのは不便なところだったから

翔太が車で迎えに来てくれた。


青「おはよ、乗って」

黄「おはよ、ありがとね」

紫「おっす〜」

赤「はじめまして。」

実は涼太さんと初対面。

みんなとご飯でもなんて言ってたんだけど
時間が合わなくてね。



ベラベラ喋ってたらあっという間に指定された場所に着いた。

下町の少し小綺麗な、こじんまりとしたビル。

事務所名も表記されてなくて、合ってるのかなんなのか…


涼太さんの車椅子を押す翔太が「とりあえず行ってみっか」って。

中に入ると警備員がいて、入館証を出せって言われたんだけど持ってる訳もなく…

紫「あの、俺ら滝沢さんに呼ばれて…」


するとタイミングよく滝沢さんがやって来た。

おかげで事務所に入れて

案内されたのは広めの部屋。

端っこにソファとテーブルが置いてあるだけの広々としたスペース。

俺ら以外に誰も来てなかった。

紫「俺なんか緊張すんだけど」

相変わらず緊張しいやつ。




少し俺もドキドキしてきた頃に

小柄で特殊なメガネをかけた金髪の人と

細身で長身のヘッドホンのようなものをした茶髪の人が入ってきた。

俺らに近づいてきて、メガネの奴が自己紹介を始めた。

「はじめまして、佐久間大介って言います。」

その後、ヘッドホンの奴がそれを外して

「はじめまして、阿部亮平です。」

各々が自己紹介を終えて、

自分の身体のことを話し始めた。


佐久間は視野狭窄っていって、
普通の人の視界の真ん中部分しか見えていないらしい。
かけていた特殊なメガネで少しは視界が広がるんだけど、あんまり意味ないんだって。


阿部は聴覚過敏。
ドン!っていう大きい音とか、サイレンの音とか、音に敏感らしい。
だから普段はパニックにならないようにイヤーマフをしてるって。

みんな年齢がほぼ一緒ですぐに打ち解けた。

Prologue_vol.7→←Prologue_vol.5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (398 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1948人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 病系 , 障害系
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

塩麹 - 面白かったです。話の続きが読みたいです。頑張ってください。 (2021年7月10日 21時) (レス) id: db16e507d4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆぴ | 作者ホームページ:http://yupinoohanashi  
作成日時:2021年6月23日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。